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子供の卒業式で上品な母親に見える着物の色柄・文様は?選び方のポイントも

こんにちは!着物インストラクターのflyhighです^^

今日も心がワクワクするKOKOWAKUな情報をお届けします!

今回はお子様の卒業式で着物を着て門出を祝ってあげたいなと思っていらしゃるお母様向けに、ハレの日に失敗したくない着物選びとして、上品に見える着物の色柄・文様について参考になる内容をお話していきますね^^

また、「入学式は違う着物にしなきゃダメだよね?」という疑問にもお答えしますね!

子供の卒業式で上品に見える着物の選び方のポイント

もうすぐ3月、嬉しいようでお子様の成長にうるうると目頭が熱くなる卒業シーズンの到来ですね!

まず、始めに今こちらを読んでくださっているお母様方、お子様の健やかなるご成長心よりおめでとうございます^^

もちろん卒業式当日お子様が主役ではありますが、お母様方もお子様の大切なハレの舞台、新たな門出なので、いつもとは一味違う凛としてかっこいい、それでいて上品な素敵なお母様としてお子様の記憶に残れたら嬉しいですよね^^

当日はなんとなく忙しくてご本人様もバタバタしているかもしれませんが、こういう記念すべき大事な日は必ず沢山写真を撮るので、ご自分のカメラだけではなく、結構お友達、お友達のお母様のお写真、はたまた集合写真とあらゆるところで撮った写真が今後長~く残っていきます><

それを考えるとお子様の卒業式で着るお着物、失敗したくないですよね?^^;

洋服でのご参列であれば派手すぎないスーツ系を着ておけば、さほど間違いなく大衆に紛れ良し悪しはあまりわからないかもしれません。

しかし着物は洋服よりも着る方が少ない分良し悪しが目立ちやすいです。

今回は「それはわかっているんだけど、どう選んだらいいか分からないのよね、、、」という方のために、文様に分けて選び方のポイントをお教えしますね^^

また、着物自体がどの種類がふさわしのか分からないという方の為に、まずは簡単に適した着物の種類から紹介します。

お子様の卒業式に相応しい母親が着るべき着物の種類

卒業証書授与式

まず、大前提として、お子様の卒業式ではお子様が主役なので、お母様の位置づけ的にはお子様に華を添える役割です。

と同時に、卒業式という場面は式典であり、フォーマルな場なので、その格にあったお着物を着る必要があります。

このような場面に着ていくものを”準礼装”という呼び方をするのですが、セミフォーマルという言い方の方が聞いたことある方が多いかもしれませんね!

つまり、準礼装というのは、礼装というほどは格が高くなく、かと言ってカジュアルすぎない装いが大事です

今回の卒業式、なおかつ母親が着る着物という条件を考えるとおすすめなのは、訪問着附下げ(つけさげ)・色無地(一つ紋→首辺りに家紋が入ったもの)・江戸小紋が向いています。

訪問着と附下げの違いが良くわからないという方はこちらを見てみて下さいね^^

悩む女性
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江戸小紋は小紋という文字が入っているので普段着にしか着れない印象をもっていらっしゃるかたもいるかと思いますが、こちらはすごく小さい模様が着物全体に施されているお着物で、ぱっと見色無地に近く、例外的に紋を入れれば、このような準礼装で着ていただいて問題ありません。

上品な母親に見える着物の色選び

色選びは絶対これでなければいけない、この色はダメ!というのはありませんが、暗黙の了解で卒業式に着るとちょっとこれはね、、みたいな色はやはりあります。

絶対ではありませんが、例えばあくまでお子様が主役なので濃い赤のような主張しすぎる色はお母様ばかりが悪目立ちしてしまう恐れがあり他の参列者の視線を考慮するとご遠慮されたほうがいいかと思っています。

ご自分が主役の場面であれば赤はとても艶やかでおめでたい色ですので存分に着ていただきたいですけどね^^;

ですので、お色でいうと、控えめな優しいパステルカラーがおすすめです。

若草色の着物
若草色の着物

柔らかい色合いの水色や若草色、淡い桃色なんかも上品な印象を与えられます。

もし濃い目のお色が良ければ濃紺や藤色辺りもいいかなと思います。

上品な母親に見える着物の柄選び

柄選びも色選びに少し似ているのですが、基本的には上品な印象を目指したいので、成人式のような派手な柄ではなく、控えめでシンプルな模様の方がおすすめです。

裾や袖部分に少しだけ模様の入った柄域ですと、大人らしい上品かつ落ち着いた印象を与えることが出来ます。

着物姿の女性

様々な柄がありますが、もし花の模様の入っているものにしようかなと思っておいででしたら、「あー、この人知ってるな。」と知っている人が見ると一目置かれる選び方があります。

それは、季節を一つ先取りしたお花のついたお着物を選ぶとgoodです^^

例えば、知らないと桜満開の季節に桜柄のお着物を選びたくなりますよね?

でもそうではなく、この桜満開の時には少し季節を先取りして、もう少し先に咲くだろう花である、あやめや菖蒲、藤柄を取り入れると、「この人着物好きさんかな、粋だね~」となるわけです^^

どうしても自然に咲く本物の咲く花には勝てないですしね^^;

ただ、基本的に桜柄はどのお着物にもけっこう多い柄ではありますし、日本の代表格な花でもありますので、桜だけはいつ着てもいいともされています

絶対3月4月に着ちゃいけない!というわけではありませんし、あくまで、知っておくと粋な選び方ですよということで参考にして頂けると幸いです^^

「ここまで細かく言われたら余計わかんなくなっちゃったよ~><」という方は、控えめ、シンプルだけ覚えておいて下さいね^^

上品な母親に見える着物の文様選び

「文様ってそもそもなんなのよ?」と言う方のために簡単に言うとこちらは、お花柄以外の伝統的模様と言ったら分かりやすいでしょうか?

例えば、最近でいうと鬼滅の刃の炭治郎が着ていたもの、どんなものだったか覚えていますか?四角が交互に色違いになったあれは、市松(いちまつ)という文様です。

石畳のように見えるので石畳(いしだたみ)とも言います。

市松模様
こちらは市松(石畳とも言う)

同じ漫画で黄色い髪の善逸が着ていたのは三角模様が一定方向に並んだ魚の鱗のよに見える文様、名前の通りという文様です。

このように文様には柄のモチーフになったものが存在し、また意味を持っています。

今回は卒業式というおめでたい場ですので、特におめでたい柄の意味を持つ亀の甲羅の形に似た、亀甲柄(きっこうがら)や末広がりを意味する扇の形の扇文(おおぎもん)、打ち出の小槌(うちでのこづち:打てば宝が出てくる)、巻物の形の宝巻(ほうかん:ありがたいお経の巻物)、巾着袋の形の金嚢(きんのう:砂金や金貨を入れる)などがちりばめられた宝尽くしという文様なんかもお子様の門出をお祝いするのには相応しいですね!

宝尽くし
宝尽くしの文様

このようにお子様への願いを込め選んでみるのも素敵ではないでしょうか?^^

こちらもお花柄の時と同じで控えめで優しい印象のタッチのものですと好印象まちがいなしですよ!

入学式は違う着物にしなくちゃダメ?

卒業式が終わると、入学式って余韻に浸っているのもつかの間、あっという間にやってきますよね!?

それで、多くのお母様方はきっとこんな疑問をお持ちで迷っていらっしゃるのではないでしょうか?

「卒業式でこの着物来たばっかりだしな、、、メンバーもほとんど一緒だしまたこの着物で参列してもいいのかな、、、同じ着物じゃなんか変だよね?、、、」

ですが、結論から先に言うと、卒業式に着た着物を入学式で着ても全く問題ありません

菜の花

だって考えても見て下さい。

たとえそれがもしご自分のお母様やお祖母様から受け継いだお着物だってとしても、それはまぎれもなく、レンタルしたものではなく、あなたのお着物なのです!

普通の生活レベルの家庭を想像すると、お着物は相当高価で、安くても正絹のものなら数十万からというのが一般的です。

そう考えるとあなたがあなたのお着物をご自分で所有しているということ自体がすごいことですし、ブランドバッグではありませんが、私はこれだけのものを持っていますという一種のステータスにもなるくらいです。

ですので、卒業式と入学式が近くても、メンバーがほとんど同じでも同じお着物で参列して全く問題ありません^^

あくまで個人的な見解ですが、むしろ「私は普段から着物を楽しんでいるわ。優雅でしょ?♪」くらいの気持ちで胸を張って頂いていいと思っているくらいです^^

ただ、そうはいっても私も女なので、矛盾してはいますが、「同じお着物はなんとなく気が引けちゃうわ、、」という悩ましいお気持ちすごく分かります^^;

そういう時はもちろん思い切って違うものを着てもいいですし、私の提案としては、装飾品や帯を替えてみるのはいかがでしょうか?

例えばお着物が一緒でも、見える幅の広い帯を替えるだけでがらっと印象がかわります。

下のお写真は前半ご紹介した若草色のお着物と同系の若草色のお着物のに、もし違う色の帯を合わせたらどんな風に見えるか?というイメージですが、どうですか?

こんな風に帯を替えるだけでも随分雰囲気がかわりますよね^^

若草色の着物比較

その他は例えば帯締めや帯揚げの差し色を替える方法や、バッグや髪飾りを替えてみる、着物以外ですとヘアスタイルを替えるだけでも随分雰囲気がかわります。

同じ着物を着るとなると、なんとなくこれでいいのかなと不安になりがちですが、イメージチェンジをする方法も沢山ありますし、私は日頃から日本の伝統を愛でている上品な女性なのよ♪という気持ちで、自信を持ってお子様のハレの日に華を添えてあげてくださいね^^

きっとお子様も、そんな自信にあふれ生き生きとした美しいお母様を見て、改めて「あー、お母さんがお母さんで良かった*^^*」と感じると思います^^

まとめ

今回は卒業式に母親が着物で参列するのに相応しい上品な着物の選び方にフォーカスしてお届けしていきました。

細かいポイントもご紹介させていただきましたが、基本的に、淡い色・控えめな柄・おめでたい文様、迷った時はこれだけでもおさえておくと着物選びがスムーズにいきますし、卒業式当日、品のある優しいお母様でいられることは間違いありません^^

ご紹介したポイントを参考にしてぜひ素敵なお着物を選んでみて下さいね!

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