こんにちは着物インストラクターのflyhighです^^
今日も心がワクワクするKOKOWAKUな話題をお届けします!
もしあなたが、”卒業式で袴を着ることは決まっているけど、まだ、草履にしようかブーツにしようか迷っている”のであれば、これはあなたのための記事です^^
今回はそんなあなたの為に、どちらにするか決める指標となるそれぞれのメリット・デメリットをお伝えしていきますね!
袴の足元には何を合わせる?
もうすぐ卒業式!卒業準備で何かとお忙しく過ごしていらっしゃるかと思いますが、卒業式当日に着る袴の準備は万全でしょうか?
袴自体はおそらくレンタルされる方がほとんどだと思うので、準備されている方が多いと思うのですが、袴に合わせる足元の準備はokでしょうか?
最初から草履という選択肢しかないと思っていた人も、草履・ブーツのそれぞれのメリット・デメリットを聞いたら気持ちが変わるかもしれません。
普段履き慣れないものだからこそメリット・デメリットを知ってご自分にあったものを選び、心地よく最高の一日になるようにしましょう^^
では草履のメリット・デメリットからお伝えしていきますね!
草履のメリット
まずは草履のメリットはこんな点です。
・どのような着物、袴にも合いやすい
・履いたり脱いだりがスムーズ
・履いている人が多いのでみんなと同じで安心
草履といえば皆さんご存知の伝統的スタイルなので、よほど色の調和が悪いとかではない限り、まず合わないということがありません。
基本的にどんな色柄でも合いやすいです^^
成人式でご自分のものを購入してすでにお持ちの方は、それを使えるという点でも新たに購入する手間も省けお財布にもやさしいですね^^
また、草履の大きなメリットはかかと部分が無いので、サンダルのように履いたり脱いだりがとてもスムーズです。
卒業式の会場やその後にある謝恩会等の場所にもよりますが、もし、体育館やお座敷等履物を脱がないと行けない機会があるのであれば、草履はおすすめです^^
また、この考えは日本人特有かもしれませんが、みんなと一緒ってなんか安心感ありますよね^^
履いている人がやはりブーツよりも多いので、人と違うのは不安であったり、仲間はずれはいや><という人、控えめな人、連帯感を大事にしたい人なら草履は一体感あるのでその点はメリットですね!
草履のデメリット
では、反対に気になる草履のデメリットもお教えしますね!
・普段は履き慣れていないので足が痛くなりやすい
・足が冷えやすい
・汚れたり濡れたりしやすい
・速く歩くのは難しい
草履のデメリットといえばやはりなんと言っても、鼻緒(はなお>親指と人指し指の間にくる部分)で擦れやすく、普段履き慣れていない人は痛みを感じやすいことではないでしょうか?
着物を着る機会が今まであまりなかったから分からないという人も、浴衣の時を思い出してみて下さい。
お友達との花火大会や彼とのデートに張り切って浴衣で行ったものの、鼻緒で擦れてしまい、足の指の間が真っ赤!もしくは、まめや水ぶくれみたいになってしまった経験はないでしょうか?
私はあります^^;あれすごーく痛いですよね!!
袴の場合は浴衣と違って素足ではない分多少はマシかもしれませんが、指の間の皮膚が摩擦に慣れていない人は草履を長時間履くと結構な確率でここが痛くなってしまいます。
草履にしようかなと思っていた人も、痛みが気になる人にはおすすめ出来ません。
また、卒業式のある3月はまだまだ寒い時期ですので足元の冷えは避けられません。
靴と違って草履は足袋だけしか防寒できないので冷え性さんには少しつらいですね^^;
また、もし当日が雨や雪という場合は、水たまりで足袋が汚れてしまったり、泥水がはね、水がしみてしまえば足元から冷えてきます。
それでも草履がいい!というのであれば、ぜひ当日は念の為替えの足袋をお持ち下さいね!
かかとが固定されていないので靴と同じ感覚で歩こうとすると、草履がカパカパとなり躓きやすいので、足元には十分注意が必要です。
足元もエレガントな所作を心がけて下さいね^^
ブーツのメリット
では今度はブーツにした時のメリットはこんな点です。
・脚長効果が期待出来る
・靴なので、普段通り歩きやすいし、なんなら小走りもok
・草履に比べて少数派なので目立てる
・防寒しやすい
まず、私が考えるブーツの大きなメリットはやはりヒールがある分、脚長効果が期待できることです。
小柄さんは少しでも身長を高くすらりと見せたいですよね。
私がもし袴を着るとしたら、ちびっこなので、迷わずブーツです!^^;
ちなみにブーツなら普段履いている靴と大差無いので、袴でも違和感なく歩きやすいのがメリットですね!
なんなら、バスに遅れる~みたいな時でも小走りくらいならokです。(走らないで済むにこしたことはないですけどね^^;)
また、ブーツはどちらかと言うと履いている人が少なく少数派なので、必然的に目立ちます!
人とかぶりたくない人、オシャレに差をつけたい人、また、着物、袴の柄とのコンビネーション具合にもよりますが、大正レトロなスタイルに憧れがある人にもおすすめです^^
シンプルでベーシックな細身の黒や焦げ茶のブーツなら大抵の袴と相性がいいので迷った時はこの辺の色形を参考にしてみて下さいね!
ツルンとした紐なしのものでもいいですし、靴紐を足首辺りまで編み上げるタイプのブーツも合いますよ^^
個人的には私は美容師をしていましたし、個性的なスタイル大歓迎派なので、例えば着物と袴をシンプルなワンポイント柄、黒等のワントーンなどにして、アクセントでリップとブーツに赤をきかせて使うみたいな攻めたスタイルもありかなと思っています。
こういったオリジナルなアレンジを楽しめるのもブーツを選んだ時の魅力でありメリットですね!
また、ブーツだとウール素材の温かい靴下やタイツもこっそり履けちゃいます♪
寒がりさんには嬉しいポイントですね^^
ブーツのデメリット
でも、残念ながらかっこいいブーツにもデメリットがあります。
・履いたり脱いだりに手間がかかる
・通気性が悪く蒸れやすい
・お手本にする人が少ないので袴との組み合わせに迷ってしまう
ブーツのデメリットとして一番最初に思い浮かぶのが、やはり履いたり脱いだりに手間がかかってしまうことですよね。
一度履いて、お出かけ先で脱ぐ場面がなければさほど問題では無いのですが、紐がついた編み上げタイプのものはほどけた場合慣れない袴で結び直す必要があります。
洋服の時ならなんて言うこと無い動作なのですが、袖も裾も長い和装での靴紐結びは意外と大変です^^;
ですので、この点は考慮して決めたい点ですね。
また、どうしてもブーツは通気性が悪く草履に比べて蒸れやすいです。
卒業式の後どこかへ移動して脱ぐ場面がなければいいと思うのですが、長時間履いて匂いが気になるという人はデメリットになってしまいますよね。
あとはどうしてもブーツを選ぶ人は草履に比べると少ないので、お手本にする人が少なくいざ自分が履いてみようと思った時にどんな組み合わせにしようかなと迷ってしまうことが多いのもデメリットです。
なので、ベーシックなスタイル、王道スタイルが好きな人にはあまり向かないかもしれませんね。
少しだけ中級、上級者さん向けかもしれません。
最後に、もしブーツを履くのであれば、一つだけ気をつけておいた方がいいポイントがあります。
それは袴の丈です!
ブーツに合わせるなら、袴は少し短いものにしましょう!
長さの目安は足首くらいと覚えて下さいね^^
理由はブーツはヒールの分身長が高くなっていますので、袴が長いとブーツを脱いだ時に裾を踏んで転んでしまう恐れがあります。
気を付けましょう!
まとめ
今回は袴の時、草履とブーツどっちにしよう?と迷っている方向けにメリット・デメリットを比較してみましたが、どちらにするか決まりましたか?^^
卒業式は社会人になる前に、友人みんなで集まれる最後の大切な日です。
学生を巣立つ自分にとってけじめの日でもありますよね!
そんな一大イベントの日に足元の不快感に気を取られてしまうのは残念ですよね。
メリット・デメリットを知っておくだけで自分にはどちらが向いているかも選びやすいです。
足元の冷えや痛み、不快感を快適になるような履物選びをして、晴れやかな気持ちで卒業式を迎えて下さいね^^