知っている人の間では、他のどの気象サイトよりも、かなり当たる!と愛用者の多い米軍の台風情報(JTWC)。
でも、この台風情報って英語で書いてあるし、よく見るとなんだか、見慣れない数値や記号が並んでいて、「あれ?どういう事??」となったことはありませんか?
でも、大丈夫です!
3つのポイントを抑えておくだけで、米軍の台風情報(JTWC)も、誰でも簡単に見ることが出来るようになります。
それでは、見ていきましょう!
米軍(JTWC)の台風情報の見方の3つのポイント
まず、ご存知かもしれませんが、念のため初めて米軍の台風情報サイトを利用するという方のために、台風の進路予想図の予報円を見たい時、まずどこをクリックすればいいかお教えしますね!
米軍の台風情報サイトJTWCまでアクセス出来たら右側に出てくる欄のTC Warninig Graphicと書いてある箇所をクリックしてくださいね!
引用元:JTWC(米軍の台風情報)
すると、台風の予想進路予想図の画面に移行します。
・台風の現在の位置を中心に表示されるので、必ずしも開いたページに日本がど真ん中に表示されるとは限りません。
そのような場合は、それだけ、まだ遠くに台風があるということです。
・日本では台風〇〇号と呼ぶのが一般的ですが、米軍JTWCのサイトでは、台風の名前で表示されています。
上記の例ですと、(Malakas)マラカスという台風の名前です。
覚えておいてくださいね!
ポイント1:日本との時間差は9時間〔例〕
引用元:JTWC
気になる日本時間でいつになるのかを知りたいときの計算法ですが、この赤枠内にある数字の時間に9時間足したら、日本時間になります。
つまり、こちらの米軍台風白予想図の数値とは9時間時差があるということですね。
もう少し詳しく説明していきますね!
ここの赤枠を付けたところに表示されている数値の左側で、日時を知ることが出来ます。
ちなみに、この赤枠の中を拡大すると、13/06Z,100KTSと書いてあります。
この左側なので、この数字13/06Zだけに注目してくださいね!
この表示が予報円に沿ってたくさんありますが、世界協定時間というもので定められた時間表示をもとに、この時間帯には台風がここにありますよ!という指標になるものです。
簡単に言うと、例えば、13/06Zは、世界協定時間の13日の6時(朝)ということです!
ですので、そこに9時間足した、13日の15時が日本時間です。
つまり、日本時間の13日15時には、台風はまだ日本のずっと下の方にあるという事がわかりますね!
左側は日付、右側は時間と覚えておくと簡単ですね!
ポイント2:日本風速の単位への換算法〔例〕
風速を知りたい時は、先程の赤枠の右側の数字を見ます。
先程の例を出すと、赤枠の中の数字は、13/06Z,100KTSでしたので、この右側の数字の100KTSだけに注目してくださいね!
日本では風速30m/s(メートル毎秒)という風に表されるので、見慣れないKTS(ノット)という単位に「どういうこと?」となりますが、単純に2で割ると日本の風速に換算出来ます。
100KTS風速の場合は、単純に2で割ると50になるので、約風速50m/sといことになります!
ポイント3:暴風域の見方〔例〕
引用元:JTWC
予報円の中でも一番気になるのは、やっぱり暴風域ですよね!
結論から言うと内側からピンク、茶色、赤となっている予報円のピンクと茶色の部分が暴風域です。
・ピンク→64KTS=32s/m【暴風域】
・茶色→50KTS=25s/m【暴風域】
・赤→34KTS=17s/m【強風域】
という風になります!
ちなみに、米軍の台風情報サイトの右下に風の強さや進行方向の記号の説明があります。
これです!
引用元:JTWC
先程ご説明した予報円のピンク、茶色、赤の部分は一番下を解説したものです。
ここが分かると、全体を見るときに更に分かりやすいので、あわせて解説しておきますね!
上から順にいきますよ!
・〇 〇マークのもの→風速17m/s以下
・6みたいなマークのもの→風速約17~31m/s
・黒いおたまじゃくしみたいなマークのもの→風速31m/s以上
・青い線→予想される台風の進路
・点線→台風が通った場所
・赤い点線/格子模様→風速約17m/sの強風警戒域
「ん?〇〇や6みたいなマークはどこにあるの?」と思いませんでしたか?
このようなマークは、基本的に台風の規模によりますが、今回例にあげたような予報進路図の場合は下の方にありこともありますよ。
こんな感じです。
引用元:JTWC
もちろん台風の規模によっては、弱めの台風ですと先頭にこのようなマークが来ることもありえますので、覚えておくと安心ですね!
台風の備えには、懐中電灯や、水や非常食、窓ガラス飛散防止のガムテープがなると安心です。
土のうなども、水害の備えには役立ちますので、早めにチェックしておくと良いですね!
防災グッズを見てみるまとめ
台風は年々強くなっている傾向にありますので、もちろん来てほしくはないですが、来る以上は早くからできるだけ正確な予報を見ることが出来ると、その日に備えることが出来ます。
旅行や出張の予定、飛行機や新幹線のチケットの変更やキャンセルも早めに対処出来るので助かります。
こちらの記事を参考に、もしも!の日にお役に立てることを祈っております。