こんにちは!着物インストラクターのflyhighです^^
今日も心がワクワクするKOKOWAKUな情報をお届けします♪
今回は着物初心者さんが迷いがちな、「着物を着る時、前合わせは左右どっちが上だったっけ?」
「浴衣や男性の着物では違うのかな?」という疑問にお答えする内容となっています。
また、忘れにくい覚え方のコツも紹介しています^^
着物の前合わせは左右どちらが上?
久しぶりに着物を着ようとした時に、「あれ、どっちが上にくるのが正しいんだっけ????」と頭の中が?マークになったことはありませんか?
毎日着るものではないので、着物初心者さんは特に迷いがちなポイントですよね^^;
せっかくの着物なのに、ここを間違ってしまうと雅さも興ざめな、がっかりな着姿となってしまいます。
何事もイメージと結びつけるとより覚えやすくなるので、今から紹介していく覚え方を想像しながら読んでみて下さいね^^
ということで、まずは、まず名前を確認しましょう!
flyhighは着物インストラクターなので、出来れることなら、あなたにお着物を見ながら「ここがこうで、こうなりますよ。」と直接お教えしたいです。
ですが、残念ながらそれは出来ませんよね><
ですので、これからお話するどちらが上?問題の解説の前に、お話の内容が伝わりやすいようにまず、簡単に着物の部位の呼び方をお教えしますね^^
上前とは、簡単に言うと最終的に正しく着物を着た時に上になっている部分のことを、上前(うわまえ)と言います。
ですので、着た時に上前と呼ばれる部分は、着ている人から見て、左側の前身頃のことを上前と呼びます。
反対に下前とは、先程の逆なのですが、最終的に正しく着物を着た時に、下になっている部分のことを、下前(したまえ)と言います。
ですので、同じく先程とは逆で、着ている人から見て右側の前身頃のことを下前と言います。
さて、前合わせはどちらが上?に戻りますが、正しくは、自分で着物を着る場合、右手に持っている右側の着物を先に着始めるのが正しい順番です。
ですので、必然的に着ている人から見て左側にある前身頃が上にきます。
ですので、右前、左上と覚えましょう!
右前というのは、右側から先に着付けることをそう呼ぶのよ。
flyhigh流覚え方のコツを伝授!
右前、左上!
そうは言っても、普段着物を着ないと、この短い言葉でさえ呪文みたいに思えて、その時は「そっか!」と思っていても、結局右と左を逆に覚えてしまったりしますよね^^;
なので、ここで少しflyhigh流、覚え方のコツをお教えしますね!
正しく着物を着た時襟元のあわせ、つまり重なる部分は自分以外の人から見た時にアルファベットの”y“の字に見えるようになっています。
着物を着た人を見ると、「あの人優雅だなー」って思いますよね^^ですので、
人から見た時には、優雅”ゆうが=yuuga”の頭文字のyの形に見えると覚えましょう^^
でも、正直これだけだと、「え?私から見た時のyの字だったっけ?人から見た時のyの字だったっけ?」となるかもしれませんね^^;
私のおすすめの覚え方は、日本では右利きの人が多いと思うのですが、右手で胸元(襟部分)に手を入れようとした時に、すっと手が入るように着付けるのが正しい前合わせと覚えると覚えやすいです。
右側を先に着始めて左側を後で着付けると、例えば胸元に懐紙や櫛をはさもうと思った時にすっとはいりますよね?^^
なので、もし迷った時は、右手で胸元にものを入れるイメージをすると、思い出しやすいですよ!
浴衣や男性の着物では違う?
着物の前合わせについては、先程の解説でご説明したとおり、右前、つまり正しくは、右側から先に着付けるので、必然的に着ている人から見て左が上になるでしたね!
では、浴衣ではどうでしょうか?
浴衣は元々湯帷子(ゆかたびら)と呼ばれたものが起源で、平安時代、蒸し風呂にて着るものでしたので、今でもその名残で旅館に行くと湯上がりに着たりしますよね^^
なんとなくバスローブや寝間着のようなイメージもあるので、着方が違うのかなと思うかもしれませんが、浴衣も前合わせは着物と一緒です^^
もし旅館で浴衣を着る機会があったら、着物と同じ様に右前、左上で着ましょうね。
見てる人は見てるものよ。
だから、たとえ湯上がりに着る浴衣でも、きちんと着れると教養のある大人として振る舞えるわよ。
男性の着物も前合わせは同じです。
洋服だと、男女でシャツのボタンのあわせが違うので、男性と女性の着物も洋服みたいに違いがあるのかな?と迷う方も多いと思うのですが、着物の時は男女どちらも同じです。
男性ご自身が自分で着付けする場合は洋服と同じように、左が上に来るので簡単ですね^^
まとめ
今回は自分で着物を着る時に迷いがちな、どちらが上にくるのか?について覚えるコツをお教えしました。
着物の種類が違っても、男女でも、正しい着姿は自分から見て右前、左上でしたね!^^
優雅の”y“の字。
そして、右手を襟元に入れやすい着方だと正解なんだ!とイメージしておくと忘れてしまっても思い出しやすいですので、ぜひ、見た目だけでなくこちらのイメージとも結びつけて覚えてみて下さいね^^