こんにちは!元美容師のflyhighです^^
今日も心がワクワクするKOKOWAKUな情報をお届けしますね!
今回はロングヘアの女性なら特に一度は思ったことのある「ドライヤーってなんとかもう少し早く乾かす方法ないの??」問題を解決すべく、効果的なドライヤーの使い方と覚えておきたいタオルドライの方法もご紹介していきますね。
ドライヤーで速く乾かす方法2つ
速く乾かす秘密の方法はこれ!
- タオルドライ
- 強風で根本から乾かす
お風呂上がりせっかくさっぱりしたのに、ドライヤーしてもなかなか髪が乾かなくて汗かいちゃったっていう経験ありませんか?
同じ毛量、長さでも、よーいドンで乾かし始めると、コツを知っている人とそうでない人とでは乾くスピードにかなり差が出ます。
スピード差だけならまだしも髪に与えるダメージも随分変わってきます。
この機会に早く乾かすドライヤーのコツを覚えてドライヤーマスターになり周りをビューンと追い越していきましょう^^
ショートヘアの方も早く乾かすドライヤー方法の他に、ドライヤーを使って出来るボリュームアップの方法やクセの直し方のコツもありますので、気になるところだけでも読んでみて下さいね^^
それでは、順番にコツをお教えしますね!
タオルドライ
お風呂上がりにはドライヤー前にしっかりタオルドライするのが、早く乾かすコツです!
当たり前の事ですが水気が残っていればその分、その後のドライヤーに時間がかかってしまいます。
毛先はお風呂から上がる時に意識的にしぼって水気を切っている方も多いと思うのですが、根元付近はしっかりタオルドライ出来ていますか?
実はこここそ毛量もぎゅっと蜜で水気も溜まりやすく乾きにくいので、タオルドライの時点でしっかり水気を取り除けると後のドライヤー時間をかなり短縮出来ます。
いいですか?時短ですよ、時短!^^
忙しいあなたにこそ時短のコツを知って手早くキレイになっていただきたいので、ぜひ心がけてみて下さいね!
そこで覚えておきたいタオルドライのコツですが、指の腹で頭皮をマッサージをイメージして根元の水分をふきとって下さい。
ここからは美容師として働いていた経験に基づく個人的な意見ですが、髪の毛のタオルドライにバスタオルはオススメできません。
理由は単純に使いにくいからです。
先程お伝えしたように、頭皮をマッサージするように、リズミカルに手早く水分を取り乾かしたいので、大きなバスタオルだと、必然的に手を動かすたびにバサバサッとなり手さばきが悪くなります。
水分を含むとバスタオルは更に重たくなるので尚更です。
そうなると、すぐ腕も疲れてしまうので、十分にタオルドライ出来ないままドライヤーに進もうとするので、そこでより時間がかかってしまいます。
ですので、個人的には「やっぱり大きめが好き♥」という方ならスポーツタオル、コンパクトでよければフェイスタオルくらいのサイズ感が手を動かしやすくタオルドライに適しているのでオススメです^^
よく温泉に行ったらある、貸し出し用タオルのサイズ感のことね♪
美容室でもあのサイズを使っているよ^^
お風呂の時はバスタオルを使う方が多いかもしれませんが、髪を早く乾かす時だけでも小さめのタオルを使ってみて下さい。
サイズを変えるだけですごくやりやすくなるので、きっと上手にタオルドライ出来るはずですよ^^
強風で根本から乾かす
ドライヤーで髪を早く乾かす為には、まず根本から乾かし始めましょう!
これ結構間違っている方が多いのですが、皆さん最初から一生懸命毛先ばかりにドライヤーを当ててしまっていることで、必要以上に時間がかかっています。
ヘアスタイルにもよりますが、毛先はレイヤーが入っていたり毛量調整で軽くしていたら、根本より毛量が少ない方がほとんどなので毛先は最初から乾かそうと意識しなくても、根本を乾かしているうちに自然と毛先にも温風が当たるので乾いていきます。
ですので、まずはドライヤーの乾かし始めはより乾きにくくて蜜になっている根本から乾かすのがコツです。
ロングヘアの方はドライヤーで乾かしている間に肩にタオルを掛けておくと毛先の水分を吸収してくれるので、これも早く乾かせるコツですよ♪
ダメージを最小限にするコツ4選
ダメージレスに導くコツはこれ!
- アウトバストリートメントをつける
- ドライヤーの使い方
- 弱風でベースを整える
- 冷風で仕上げ
ダメージを最小限にするためにはタオルドライの時から気を付けなくてはいけません。
タオルドライの時、早く乾かしたくて髪全体をゴシゴシ勢い良く拭きたくなる気持ちは分かるのですが、濡れている時の髪はとてもデリケートです。
キューティクルを傷つけないように頭皮付近の水気をとるイメージを意識すること、中間毛先に関してはタオルで包んでパンパンと軽くたたいて水分をとるのが正解です。
ダメージの元なので、間違っても毛先同士をこすり合わせてタオルドライするのだけはやめて下さいね!><
それでは、ここからは更にダメージを減らすコツをお教えしますね!
洗い流さなくていいトリートメントをつける
ドライヤーで乾かす前に洗い流さなくていいトリートメントをつけましょう!
髪をドライヤーの高熱から守ってくれるのはもちろん、乾かす時に指通りがなめらかになり摩擦が減らせるのでこれは強くオススメしたいです!!
デメリットがないので、やらない理由がないですからね^^
基本的にストレートパーマの途中のドライング(ドライヤーで乾かすこと)とか特別な理由がない限り、美容室では必ず乾かす前にアウトバストリートメントを付けます。
アウトバストリートメントっていうのは”アウト(外)バス(お風呂)のトリートメント”なので、簡単に言うとお風呂の外で使う洗い流さなくていいトリートメントのことだよ。
ミルク状のものやオイル状のもの、香りがあるものや無香のもの、さらっと仕上がるものやしっとり落ち着かせるもの等、色んなアウトバストリートメントがありますので、ぜひなりたい状態を考慮して選んでみましょう。
きっとあなたを輝かせてくれるお気に入りの一本が見つかりますよ^^
ドライヤーの使い方
ドライヤーを使う時は始め根本を手早く乾かしたいので、温風の強風モードにし、根本から10cm~15cmくらいの距離でドライヤーを持っている方の手を小刻みに振り動かします。
同じ場所ばかりに振り動かさず長時間当てすぎると耳や頭皮等「熱っ!!」っとなって火傷する恐れもありますし、過剰に乾燥し皮膚や髪のダメージにつながります。
ドライヤーの熱というのは100度近くありますので、私達がお風呂の温度で45度あたりになるとすでに熱湯に感じているのを思い出すと、ドライヤーの温度がいかに高温で気を付けなければいけないか分かっていただけるのではないでしょうか?
髪は死んだ細胞だから痛みこそ感じないけど、もし神経が通っていたら100度なんて当て続けたらそりゃあ熱いし痛いよね?=傷むよね!!
ドライヤーと反対の手は常に動かしなから根本に風が当たるように意識!
中間毛先をゆらし持ち上げながら根本に風を送れるように意識しましょう。
根本が十分乾いたら中間毛先に移って大丈夫です。
今までのドライングがちゃんとできていれば、ショートかミディアムヘアくらいの方ならこの時点ですでに結構中間毛先も乾いているはずです^^
根本をしっかり乾かさず半乾きの状態だと雑菌が繁殖してしまい頭皮環境が悪くなるので気を付けましょう!
弱風でベースを整える
根本を十分に乾かした後中間毛先が八割くらい乾いたら、ドライヤーを温風のまま弱風に切り替えましょう!
私が思うにこれあるあるだと思うのですが、沢山の方が美容室では素敵なヘアスタイルだったのに、お家でスタイリングしたら「あれ?なんか違うな。こんな感じじゃなかったよね????」となるのは、ここの工程が出来ていないからかなと思います。
ただ乾かしているだけのように見えているかもしれませんが、美容師さんはある程度乾いてきたらドライヤーの弱風を上手く使って理想の形をイメージしながらドライングしています。
例えば前髪をできるだけ真っ直ぐ下ろしたい人は、この弱風で前髪の上から下方向に向かって風を当てましょう。
逆にトップがペタっとしやすく潰れやすい人はボリュームが出やすいように根本付近に吹出口を持っていき下から上方向に向けてドライングするとふわっとしやすいです。
つまりこの温風での弱風ドライングというのは乾かすというよりも最終的になりたい状態をイメージしながらベースの形を整えるという感じで使います。
この時に少し髪の毛をピーンと引っ張りながらテンションをかけて形作りながら乾かすと、変なクセがつくことなくきれいにベースが出来ていきますよ^^
今までは闇雲に乾かしてしまっていたという人も、ちょっとここを意識するだけで早くきれいに乾かせます。
仕上がりに差が生まれますのでぜひやってみて下さいね!
専門的な話になりますが、髪が濡れている段階から乾いていく時、髪の毛の中で”水素結合”が起きています。
水素結合とは簡単に言うと、非常に弱い結合で濡れている時は毛髪の中にあるその結合が切れ、髪が柔らかくなり、乾くとまたその結合がくっつき形が定まり固くなることです。
これを上手く利用したのが、ドライングやブローです。
ですので少々のくせっ毛さんでも猫っ毛さんでもこの濡れている時から乾いていく段階のやり方次第で誰でも理想のヘアスタイルに近づけるというわけです^^
ちなみに寝癖はこの水素結合が変な形のまま乾いて固まってしまった状態だよ。
半乾きのまま寝ちゃうと寝ているうちに、乾いていく段階で切れていた結合が再結合されてしまって寝癖になっちゃうから注意してね!><
でも、お水で寝癖がなおるのも、固くなった結合を濡らすことで結合が切れて柔らかくなるからなんだ^^
なんとなくわかってもらえたかな?
この理論をちょこっと知っておくだけでも、ドライヤー時の心がけが違ってくると思います。
このちょっとちょっとが時短につながり、ダメージレスなきれいな状態に乾かせるコツですよ^^
冷風で仕上げ
最後は冷風モードに切り替えヘアスタイルを仕上げます。
冷風モードは使ったことが無い方もいらっしゃるかもしれませんが、ほとんどのドライヤーについているのにはメーカーさんからの”冷風も取り入れてきれいに仕上げて下さいね!”というメッセージが含まれています。
ドライヤー中に「あー暑くなってきた(x_x)首に冷風あてて涼もーっと。」の為についているわけではないですので、冷風の役目と使い方をお教えしますね!^^
まず、原理としてお伝えしたいのが、”髪は熱をおびて熱くなっている状態から冷めていく段階で形が固定されます。”
カールアイロンやストレートアイロンも、この原理を利用して”カール(曲がった形)”や”ストレート(真っ直ぐな形)”を作れるんだよ。
ですので、ドライヤーも前半でやった温風を使ったドライング、そしてベースの形作りの”熱をおびている状態”から冷風をあてて行くときに髪型が定まります。
ここの冷風のあて方で髪の無駄なふくらみを抑えたり嫌なうねりを収めたりという形が決まってしまうので、ドライヤーは髪の表面付近の毛流れに沿うように上から下方向に向けて乾かしましょう。
ここも弱温風の時と似ているのですが、乾かすというよりも、気持ち的にはセットしていく感覚ですね^^
下から上に向かってブワーッっとやってしまうと、傘のように広がった感じのヘアスタイルに形が固定されちゃうから、ドライヤーを当てる方向は守ってね!
この、ドライヤーの当てる方向を守ることでヘアスタイルをキープし長持ちさせてくれるだけでなく、鱗状のキューティクルに沿って冷風をあてることで、キューティクルの面が整いギュッと閉じてくれます。
これが、サラサラ感やつるつる感につながるのです^^
逆に言うと冷風を当てないで終わってしまうと、中途半端に開いたキューティクルはなんとなく艶もなくザラついた感じですし、開きっぱなしのキューティクルからせっかくお風呂で丁寧にしたトリートメントや水分もどんどん流出し、やがてこれが枝毛等のダメージに広がっていきます。><
そうならない為にも今日ご紹介した冷風テクニックを日々のドライヤー時に取り入れてみて下さいね^^
まとめ
今回はドライヤーで早く乾かす方法とダメージを最小限にするコツをお伝えしていきました。
ドライヤーをしっかり使いこなせると翌朝起きた時の寝癖防止にもなりますし、何より時間短縮が出来るのが大きなメリットです。
ご紹介しましたようにドライヤーの熱はかなりの高温なので、時間がかかればかかるだけ無駄に熱があたりすぎて髪が傷んでしまいます。
ダメージレスなきれいな髪を維持するためにもトリートメントをつけること、温風、冷風、強風、弱風の切り替え、風を当てる方向気をつけることを意識しコツを覚えて、最短時間で手早く乾かし、狙ったヘアスタイルに仕上げることを心がけていきましょうね!
そうすればあなたも今日からドライヤーマスターになれますよ^^