こんにちは!着物インストラクターのflyhighです^^
今日も心がワクワクするKOKOWAKUな情報をお届けします♪
今回は、着物を着る時に知っておくと、必要以上に恐れなくていい一般的な”雨の日対策”と着物インストラクターでありながら、自分でも着物を楽しむことが好きなflyhigh自ら試して良かった、あると安心なおすすめアイテムも紹介しますね^^
着物を着る時の雨の日対策まとめ!
「ああ~明日は待ちに待った着物でお出かけの日♪」なのに、天気予報を見たら、「えっ?雨!!嘘でしょ~~~><」
日常的に着物を着ている人でない限り、着物を着てお出かけする日って、特別なお食事会だったり、観劇だったり、卒業式や結婚式等の大事な式典やイベントだったりと、日にちが決められていることが多く、日程をずらすことも出来ませんし、残念ながらその日のお天気までは選べませんよね><
普段のお出かけに着物を着るのであれば、プレタ着物、いわゆる化繊で出来た洗濯機で洗える着物を着れば洋服感覚で着れるため、そんなに気にすることなく外出できます。
でも、大事な日に着る着物は大体正絹(シルク素材)で出来ていますし、格式ある場に代わりにプレタ着物を着るという選択肢はありませんよね。
今回はそんな時に出来る雨の日対策をお教えしますね!
対策1:雨コートを着る
雨コートとはその名の通り、着物の上に雨の日に着るレインコートのようなものです。
一部式と二部式があって、一部式は簡単に言うと一枚羽織るだけで雨を避けてくれるコート型で、着るのは簡単ですが、着丈が決まっているので着物の裾をカバーしきれないときもあるので要注意です。
一方、二部式は上下別々に分かれているので脱いだり着たりはちょっと大変ですが、ご自分の背丈に合わせて調節出来る点が便利です。
対策2:雨用の草履を履く
雨で心配なのが足元ですよね!
特に着物の時は、草履に足袋がむき出しですので、小さな水たまりでさえビクビクしながら歩かないといけません。
余裕があればこのようなつま先の覆われた雨用の草履を一つ持っておくと雨の日でも濡れにくく、快適にお出かけ出来ますよ^^
草履まで買うのはちょっと…という方は、濡れてしまった時履き替えられるように、足袋の替えを持っておくと足元の不快感を回避出来ますので安心です。
塗れてしまった足袋を入れる用の小さいビニール袋と一緒に持っていくと便利です。
対策3:大きめの傘
正絹の着物ならシミになるような雨や汚れは、後々のお手入れを考えると、出来るだけ避けたほうが無難です。
ですので、少し大きめの傘があると安心です。
和傘だとすごく風流でかっこいいのですが、なかなかお持ちの方は少なく現実的ではありませんよね。
おすすめは、いざという時にさっと開ける和柄のジャンプ傘です。
和柄だと着物に馴染んであまり違和感なく使えますよ。
また、今日は降るかな?どうかな?くらいのお天気の時は、控えめなデザインの晴雨兼用折りたたみ傘がおすすめです!
こちらですと、かさばりませんし日傘としても使えて一石二鳥ですね^^
私は着物の日は念の為、持ち歩くようにしています^^
試して良かったおすすめアイテム3つ
先程は王道な雨の日対策をお伝えしましたが、たまにしか着物を着ない人が雨コートや雨の日用の草履を買うのは正直もったいないですよね^^;
ですのでここからは、flyhigh自ら実際雨の日使ってみて良かったな!というあると安心なおすすめアイテムを紹介しますね^^
最初にご紹介した雨の日対策には少し劣るかもしれませんが、こちらでは、すでに持っているものを活用したり、着物の時以外でも役立つアイテムを使ってのご紹介なので、もし新たに購入するとしても他のシーンでも使えて便利です♪
では紹介していきますね^^
おすすめアイテム1:ゴムのウエストベルト
「え?これのどこが雨対策よ?」と思った方がいるかも知れませんが、結論から言うとこれで着物の裾を少し上げることで足元の泥はねを防ぎます。
理想は、裾をあげすぎるとはしたないので雨コートとセットで使うと尚良いのですが、ちょっとだけ裾をあげて少しでも雨から守ろうという感じで使います^^;
こちらは浴衣ですが、位置的にはここにウエストベルトをして、おはしょりの下にもう一つ同じような形のおはしょりを作る感じです。
ゴムなので裾をたくし上げても、ずれにくく便利なので、腰紐でももちろんいいのですが、個人的にはこちらのほうが雨なら特におすすめです!
ストレッチもきいているので苦しくもありません^^
おすすめアイテム2:撥水風呂敷
これは即買いしたアイテムで私物なのですが、めちゃくちゃいいです!!!!
その名の通り、撥水風呂敷というだけあって、すごーーーーく水を弾きます!
そのデザイン性と機能性が評価され、グッドデザイン賞をとっているくらいです!
水を弾くのにまさかの水も運べる防水性、しかもその風呂敷にためた水をギュッと絞るとシャワーのように降り注ぐという、風呂敷とは思えない凄い技術!
ですので防災グッズとしても注目されているアイテムです!
すみません。ちょっと熱くなってしまいましたが、これ何がいいかと言うと大判の風呂敷なので使い勝手がいいんですね!
ちなみに素材はポリエステル100%で、1辺が96cmです。
まず、風呂敷なので当然ものを包み運べます。
雨の日なら濡らしたくない手土産や自分のバッグ、もし、出先で着替えるなら脱いだ着物も十分包めます。
形を少し工夫して風呂敷バッグとしても使えますし、塗れてしまった傘を包んでバッグにしまったりも可能。
帯だけは高級だから守りたい!みたいな時はさっと帯の結び部分にかぶせたり、細身の人でしたら裾よけ的に1周ぐるっと腰回りに巻けば泥跳ねを防げます!
雨じゃなくても、食事の時に膝にかけたり、ちょっとしたお手伝いの時にも、帯に挟むか、腰紐で結ぶと前掛けみたいにも出来て便利よ♪
そんなわけでぜひともおすすめしたい一品です^^
私は着物でいう縞(しま)という柄にも近く、普段でもオシャレに使いたくて紺地に白のマリンボーダーを選びましたが、公式サイトを見ると色とりどりで、雨の日もワクワクしそうな柄ばかりです♪
ぜひ、お好みのものをさがしてみて下さいね!^^
公式サイトのリンク:撥水風呂敷 ながれ
おすすめアイテム3:コーム(くし)
コームは意外と気づかなくて、一見関係なさそうですが、雨の日って、せっかくセットしてでかけたへスタイルも湿気で乱れちゃいますよね><
そんな時コーム(くし)が一本あると乱れた面も、さっとなめすことが出来て重宝します。ショートの方ならブラシでもいいかもしれませんが、出来るだけ荷物はコンパクトにしたいので、個人的にはコームの方が薄くて軽くておすすめです^^
つげの櫛等木製のものですと静電気も防げて乱れ髪もきれいになりますし、胸元に忍ばせておいてもいいかもしれませんね^^
まとめ
今回は着物を着る時の雨の日対策について紹介していきました。
雨と分かると、着物でのお出かけは不安に感じがちですが、事前にきちんと準備しておけば、突然の土砂降りでずぶぬれ!!!みたいな最悪の事態を防ぐ事ができます。
それに、降るかどうか分からないモヤモヤな日も、準備しているというだけで、気持ちに余裕が生まれますよね^^
必ずしも全てを買わないと雨対策が出来ないわけではないので、ご自分の状況に合わせながら、取り入れられるものを利用し、雨の日も心地よく着物で過ごせるように対策しましょう!^^